【 邪眼は月輪に飛ぶ/藤田和日郎 】
見ただけで対象を死に至らしめる梟と老猟師の戦いを描いた1巻完結の短編。
映画を意識したような構成でした。
相変わらず老人、そして人外のモノが魅力的に描かれていますねぇ。
そしてやたら熱い。熱くてなんぼってくらい熱い。
藤田氏は、小難しいテーマだ何だの前に、まずエンターテインメントとして“見せる”のが上手いなぁと思います。
あれこれ考えずとりあえず読んだら、他のものは後からきっちりついてくるのではないでしょうか。
個人的には邪眼の描写が効果音(?)含め好き。
「わ」とか「ひあ」とか。(読んでないと意味不明か)
独特だけれど、凄く伝わるような不思議な感じ。
パッと見で「月輪」を「がちりん」と読めるような藤田ファンには問題なくオススメですよ。
らしさに溢れた作品かと。
同氏の他作品と比較するなら、短編「瞬撃の虚空」を元に更に濃くしたような感じでしょうか。
しかしファンとしてはやはり長編に期待してしまいます。
今週からモーニングで新連載「黒博物館 スプリンガルド」が開始されるという事で今からワクテカです。
- [2007/05/07]
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